健康で文化的な最低限の生活って、実際どんなものなんだろう

人生・哲学

健康で文化的な最低限の生活って、実際どんなものなんだろう

「健康で文化的な最低限の生活」という言葉は、聞いたことはあっても、
自分の生活に当てはめて考える機会はあまりないかもしれません。

この言葉は、日本国憲法25条に書かれています。
国は、国民がこの水準の生活を送れるようにする、とされています。
ただ、現実の生活で考えると「それってどこまで?」と思うこともありますよね。


一般的に言われる「最低限の生活」

私なりに整理すると、最低限の生活というのは
ただ生きている状態ではなく、生活として成り立っていることだと思います。

  • 健康:体調が悪いときに病院に行けること。無理を重ね続けなくていいこと。
  • 住まい:雨風をしのげて、安心して眠れる場所があること。
  • 文化的:社会から完全に切り離されず、情報や人とのつながりがあること。
  • 生活:食事や日用品に困らず、明日も同じ生活が続く見通しがあること。

理念としては、こうした状態が「最低限」とされているように感じます。
では、これを実際の生活に当てはめるとどうなるのでしょうか。


非正規フルタイムで働く場合の現実(平均的なイメージ)

ここでは、私自身の働き方に近い
コンビニなどで非正規としてフルタイム・週5日働く場合を例にします。
個人の収入ではなく、あくまで平均的な目安です。

  • 月収:約19〜22万円
  • 年収:約230〜260万円

この収入から、税金と社会保険料が引かれます。
所得税は控除があるため、この年収帯ではそれほど重くありません。
住民税も、思われているほど高くはならないことが多いです。

ただ、負担として大きいのは社会保険料です。

項目 目安
所得税 月0〜4,000円程度
住民税 月6,000〜7,500円程度
国民健康保険 月2〜3万円程度
国民年金 月約1.6万円
介護保険料(40〜64歳) 月2,000〜4,000円程度

合計すると、税金と社会保険で月4.5〜6万円ほどになります。
月20万円前後の収入だと、手元に残るのは14〜15万円台です。

そこから家賃や光熱費、食費、通信費、日用品を払っていくと、
余裕があるとは言いにくい、というのが正直なところです。


生活保護で定められている金額

一方で、国が「最低限の生活」として公式に示しているのが生活保護の基準です。
地域差はありますが、単身世帯の場合、
生活費と住居費を合わせて月12〜13万円前後になることが多いようです。

これは、これを下回ると生活が成り立たないと国が判断しているラインです。


比べてみて思ったこと

非正規でフルタイム働いた場合の手取りは、月14〜15万円台。
生活保護の水準は、月12〜13万円前後。

差はありますが、思っていたほど大きな差ではないと感じました。
しかも働く側には、病気やケガで収入が減る不安や、
老後のことを自分で考えなければならない現実があります。


おわりに

数字を並べてみると、
健康で文化的な最低限の生活は、
意外とぎりぎりのところにあるのではないかと思いました。

働いていれば安心、というほど単純ではなく、
社会保険の負担が生活にじわじわ効いてきます。

最低限の生活とは何なのか。
生き延びることなのか、それとも不安を抱えずに暮らせることなのか。
私自身、まだ答えは出ていません。

ただ、このラインのすぐ上で生活している人は、
思っている以上に多いのではないかと感じています。
これは特別な話ではなく、身近な現実の話です。
私自身も、少し先の将来を考えながら、
できることを一つずつ積み重ねていこうと思います。

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